■「ドコモ口座」にご注意を
電子決済サービス「ドコモ口座」を通じて全国各地で被害が広がっています。
電子決済サービスの「ドコモ口座」を通じて、各地の銀行で預貯金が不正に引き出される被害について、NTTドコモは、24日午後8時時点で、全国11の銀行で211件、合わせて2833万円に増えたと発表しました。
ドコモの携帯を使用されてない方も被害者になっています。
現時点で確認されている被害にあった金融機関は、以下の通りです。
▽七十七銀行 ▽大垣共立銀行 ▽中国銀行
▽東邦銀行 ▽鳥取銀行 ▽滋賀銀行
▽紀陽銀行 ▽みちのく銀行 ▽第三銀行
▽ゆうちょ銀行 ▽イオン銀行
□被害の現状は?
現時点で、被害総額が約3000万円にも達しています。
また、被害を受けたのが地方銀行に集中しています。
その理由としては、「セキュリティの甘さ」が指摘されています。
現に、メガバンクの被害状況は、ほとんど確認されていません。
メガバンクは、二重セキュリティやワンタイムパスワードなどを
導入していることが今回の被害を受けていない理由だと考えられます。
■自分の身は、できる限り自分で守ろう!
今後、さらに便利になっていく一方で、犯罪も巧妙になっていきます。
今回の被害は、全額補償されるようですが、どこまで国や企業が守ってくれるかはわかりません。
また、今回の経験を基に、銀行をメガバンクと地方銀行に分けて管理することも重要かもしれません。
こまめに記帳することも大切ですね。
その中で勘違いしてはいけないことがあります。
それは、今回の事件のことから「ネットバンキングやネット銀行が危険」と思ってしまうことです。
ネットバンキングやネット銀行は、記帳せずに口座を確認ができることや、
口座からお金の動きがあるとメールでお知らせしてくれる機能もあります。
銀行は、ネットを通した方がむしろ安全な側面も多いかもしれません。
これから金融業界もインターネットを通したサービスがより活発になっていきます。
その波に飲まれないように自分自身でも情報を収集していきましょう!