今回は6月17日の日経新聞より、
『「DC難民」、個人型加入を~現在115万人、転退職時に注意~』
という記事をピックアップします!
記事の内容を抜粋し、以下にまとめました。
確定拠出年金(DC)関係者の間で、「DC難民」と呼ばれる人たちがいる。
新たに積み立てできずに、費用が引かれ続ける「自動移換者」と「運用指図者」のことを指す。
3月末で、合計約115万人になり、個人型DC(iDeCo)加入者の2.7倍にのぼる。
不利な状態を脱するには早期のイデコ加入が必要。
◯資産増えず手数料
自動移換者とは、企業型DCに加入していたが、転退職後、6ヵ月以内にイデコ加入など手続きをしなかった人を指す。
資産は、自動的に現金化されイデコ運営主体の国民年金基金連合会に移される。
運用されず資産が増えないが、手数料は年に612円引かれる。
自動移換者は3月末で、65万人弱で5年前の2倍に増えた。
昨年3月末で自動移換の約4割は手数料などで、すでに資産がゼロ。
資産がある残り6割の1割以上は100万円以上で、放置されている資産は総額で1400億円超になっている。
理由として、退職時に会社から、十分な説明を受けられず放置した人が多いと考えられている。
一方の運用指図者は、金融機関にイデコ口座はあるが、新たな積み立てができず運用だけを続ける人。
掛け金拠出に伴う節税効果が得られない。
平均資産は昨年3月末で、約174万円と、加入者の平均(約154万円)を上回っていた。
DCが普及してきた昨今では、DC難民という言葉も出てきましたね。
ただ現実問題、転退職をして企業型を放置したままの方は多くいらっしゃいます!
そもそも確定拠出年金自体を加入しているかどうかも把握されてない方もいます。
1400億円が放置されているのはもったいない!
企業型DCは、2000年初頭に創設されました。
それから転退職された覚えがある方は、企業型DCに加入しているかを、是非ご確認して下さい。
また、6ヵ月以内に転退職された方も早めに個人型に移行しましょう!
個人型の移行や確定拠出年金の質問などがございましたら、LDラボまでご連絡下さい!