今回は5月23日の日経新聞より。
『ビットコイン広がる用途』
という記事に注目し、ビットコインについてご説明します。
◯ビットコインとは、「仮想通貨」のことを指します。
この「仮想通貨」は、今年の4月に改正資金決算法で、
プリペイドカードや商品券と同じ「支払手段」として位置づけられました。
国が仮想通貨を認めたということです。
これにより、今年中に30万店舗が導入する見込みがあるそうです。
その仮想通貨の代表的なものがビットコインなのです!
◆どういう仕組みなのか?
ビットコインの仕組みは、「安全性が高い」とされています。
それは、「ブロックチューン(BC)」というデータ管理技術です。
一般的なシステムは、中央に大型のコンピューターを置き、
そこで集中的に情報を管理する「中央集権型」です。
一方、BCは「分散型」です。
取引履歴のデータは、取引参加者のコンピューターに分散して記録され、
高機能の機器も必要がありません。
BCでは、取引データをまとめた「ブロック」をまとめ、過去のブロックとつなげて保存します。
ブロック内には、過去の取引とのつながり示すデータも埋め込みます。
改ざんするには、過去に遡り大量のデータを置き換える必要があり、事実上不可能とされます。
◆マイニングとは?
マイニングは、独特な仕組みです。
複雑な計算式を解いた参加者が新たなブロックを生成し、
報酬として新たに発行されたビットコインを得ます。
その参加者はブロック内の取引データが正しいかを過去の履歴と照合し確認します。
中央の管理者がいなくてもBCが機能するのは、マイニングによる報酬という仕組みにより、
参加者が管理業務を自発的に担っているためです。
◆注意点とは?
ビットコインの仕組みは安全性が高いとされますが、注意すべき点もあります。
ビットコインは、あくまでも投機マネーと位置付けられているので、価値が変動します。
その為、相場が急落し資産が目減りするリスクがあります。
仮想通貨は、あくまでも「投機」です。
「投資」ではありません。
まずは「投資」と「投機」の違いを認識する必要があります。
その点を理解した上で、検討してみましょう!