今回は、11/16の一面記事
『「紹介状ない患者」負担増~来年度、1.5倍400病院~』
という記事をピックアップします!記事を以下にまとめました!
◎厚生労働省は、2018年度にも病院の紹介状なしで受診した際に、
患者から追加料金を撤収する病院を増やす。
現在の500床以上の大病院から「400床以上」の中規模病院にも対象を拡大。
病院数を260程度から約400まで5割増やす。
緊急度の低い患者を地域のかかりつけ医などに誘導し、
重い症状の患者が優先的に治療を受けられる効率的な体制を整える。
●紹介状を持たずに大病院に行く患者は、
16年4月から初診で5千円以上、再診で2500円以上の追加料金の撤収を病院に義務づけている。
大病院の経営は診療所に比べ苦しく、追加料金で収入を補っている側面もある。
●検査機能や医療機器が格段に充実している大病院では同じ病気でも医療費が高くなる傾向が強く、
外来医療でみると1日あたりの医療費に2倍の開きがある。診療所で治療が済めば、医療費の抑制にもつながる。
●現在、紹介状を持たない患者から追加料金を撤収するように義務づけられているのは
「特定機能病院」と呼ばれる大病院と地域医療の拠点となる「地域医療支援病院」である。
地域医療支援病院は現在500床以上が義務化の対象。
今回の措置で、「400床以上」に下げれば地方の中規模な病院も対象になる。
●英国は家庭医の紹介がないと、原則病院での受診ができない。
フランスもかかりつけ医の紹介がないと負担が高額になるなど、機能別の役割分担がはっきりしている。
日本は先進国として珍しく、患者が病院を自由に選べる医療のフリーアクセスが保証されている。
この結果、「大病院だから安心」などの理由で軽度でも大病院に通い、
高度な治療を必要する患者の妨げになっているとの懸念もある。
今回の記事のポイントは
①紹介状を持たずに大病院に行くと負担が大きくなる
②その該当する病院の範囲は広がる
この背景も考える必要があります。
「必要な人に必要な治療を。」ということです。
高度な治療を求める人にしっかりと治療が行き届くことが必要です。
また、「将来の医療制度」についても考えましょう。
医療費は、財政を圧迫しています。
いつまで医療費を国が負担してくれるかわかりません。
自身の備えも必要しつつ、将来ちゃんとした医療を受ける為にも治療の受け方を考える必要がありますね。