今回は6月3日の日経新聞より、
『変わる国の奨学金制度~「給付」新設、「貸与」は見直し~』
という記事をピックアップします!記事の内容は以下になります。
2017年度に、国の奨学金が変わりました。
返済が必要な「貸与型」に加え、返済不要の「給付型」を新設しました。
貸与型も無利子のタイプを中心に改正されました。給付型の対象人数は2万人。
住民税非課税世帯の子どもが主体で、「十分に満足できる高い学習成績」など学力や資質の基準があります。
金額は、進学先と通学形態の組み合わせで異なり、
国公立大・自宅通学は、月2万、私立大・自宅外通学で同4万となっています。
また貸与型には、「無利子の1種」と「有利子の2種」があります。
2017年度に1種の制度が見直しされ、金額のパターンも増やし、細かな設定で利用しやすくしました。
卒業後の返済は、毎月決まった額を返す「定額返済」だけでしたが
所得に応じて、返済額が変わる「所得連動返還」も導入しました。
貸与型は必要な金額を利用することが重要であり、借りすぎに注意する必要があります。
返済義務を負うのは、子供なので、安易に利用すれば卒業後に返済に苦労することもあります。
また、国以外に大学、自治体、企業財団などが独自に実施する奨学金もあります。
教育費で最もかかる大学費用について、奨学金を利用することは一つの手ですが、奨学金は、借入と同じです。
社会人になると支払が家計を圧迫することもあります。
実際、私も1種と2種を併用して借りていましたが、今となって奨学金の返済が痛手となっています。
私の個人的な意見としては、借りないで済むなら借りない方が一番です。
ただ今回新設された、給付型奨学金で助かる家庭は、多いと思います。
重要なことは、事前にライフプランをたてて、必要となるお金を把握し、その資金を準備することが大切ですね。