今回は5月14日の日経新聞より。
『家電買換えの波~耐久財消費11%増~』
について、解説します。
●記事によると
テレビやパソコンなど耐久財の消費が伸びており、
国内総生産ベースの実質消費額は、昨年10月~12月期に比べて11%増だったとしています。
●中でも冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの売れ行きが良く、自動車の販売額も伸びているそうです。
耐久財は今まで「故障」によって買い換えるケースが多くみられましたが、
最近の買い換え傾向を見ると故障より「国の政策」が関係していることが見られます。
●例えば
・09年のエコポイント
・11年は地上デジタル放送の移行
・14年は消費税率の引き上げ前の駆け込み需要
政策によって消費を促進させるケースが見受けられます。
耐久財は「技術革新の指標」と言えます。
白黒テレビが、有機ELテレビに。固定電話が、スマートフォンに。衣服畳み機能付き洗濯機に。
ひとつひとつの家電の変化で何か起こることは少ないですが、
現在の「第3次産業から第4次産業への変化」のような大きな技術革新は株価や経済の発展がもたらされます。
経済成長の6~7割が個人消費と言われる所以です。
こういった家電製品の消費が増大しているという記事も、
経済の大きな潮流の判断材料と見れば少し経済のことも身近に感じられますね!