1/17の日経新聞の一面に、
「年金受給開始 70歳超も」
という記事が掲載されました。この以下に記事をまとめました。
●政府が近くまとめる大綱に
「70歳以降の受給開始を選択可能とする制度を検討する」と盛り込む
政府が70歳超を選択肢として明示するのは初めて
定年延長や継続雇用をする企業への助成制度の活用も明記した
●現在の公的年金制度では、受け取り開始年齢は65歳基準
受給者の希望に応じて、原則として60歳~70歳までの間で選択できる
受け取り開始を65歳より後にすれば毎月の受給者が増え、前倒しすれば減る仕組み
現行制度では、受給開始を65歳より後にする場合、
1か月遅らせると0.7%ずつ毎月の受給額が増え、上限70歳まで遅らせると42%増える
●70歳を超えてから受け取り開始を認める制度にする場合、
70歳超の部分は65歳~70歳で受け取り始める場合の上乗せ(いまは0.7%)よりも高い上乗せ率にする方針
現行制度でも70歳超で受け取り始めることはできるが、 70歳超の受給額の加算は対象外であった
●受給開始年齢の上限は、
いまの70歳から75歳~80歳程度に引き上げることを想定している
上限を定めた国民年金法と厚生年金保険法を改正する方針
制度は発足した当初、厚生年金の受給開始年齢は55歳(国民年金は65歳)だった
先送りで支給が不要になる分を、その後の受給額上乗せの財源に充てる
年齢の上限や増額率などは、19年中に具体化する
今回の記事は、
「70歳以上で年金受給を始めると、さらに年金の上乗せ分が大きくなる」
ということでした。
ただ年金は長く生きれば生きるほど、その分受け取れる制度なので、
「上乗せされるから、受給を遅くらせる」というのはすべてが正しいとは限りません。
ただ年金を遅らせても十分な資産があれば、
受給を遅らせて多く年金をもらうというのは手段の一つだと思います。
重要なことは、老後を年金だけに頼るのではなく、今から老後の為にしっかり準備することです!