金小売価格が40年ぶり最高値
投資として、根強い人気のある「金」。
そんな金が、40年ぶりに最高値を更新しました。
金価格の指標となる田中貴金属工業の小売価格が週明け13日、1グラム当たり前週末比32円高の6513円を付け、40年ぶりの最高値更新となった。
参照:©一般社団法人共同通信社
2020年4月17日現在、田中貴金属工業の発表では、6561円とさらに上がっています。
過去5年は、4500〜4900円を上下していましたが、
2019年7月頃に5000円を超えてから、右肩上がりに小売価格が上昇しています。
◆なぜ金の価格が上がったのか?
それは、「株価が暴落した」と言うことが大きい要因だと考えらます。
詳細は後ほど記します。
◆金の特徴とは
金は、「安全資産」と言われています。
その理由としては、金は鉱物なので金の量には限りがあり、価値が無くならないと言われいます。
また、金の資産価値は、世界共通です。
その為、経済・政治リスクがあると金は買われる傾向にあります。
◆株価と金価格の関係性
株価と金価格は、反比例すると言われています。
株価が下がると、安全資産の金に資金が流れ、金の価値が上がる。
株価が上がると、株式に資金が流れる為に、金の価値は上がらない。
と言うことです。
※この考えは、あくまでも一般論であり、必ずしも反比例する訳ではありません。
つまり、今回の金の価格の上昇は、
コロナウィルスの影響により、株価が暴落したことによって、金の価格は上がったと考えらます。
しかも、今回は、歴史的な暴落です。
それにより、より安全資産である金への資金流出につながったと推察されます。
<NYダウ平均>
<日経平均>
◆『金』の使い方
今回の影響によって、純金投資などに興味を持った人もいるかと思います。
しかし、金は、安全資産ですが、元本保証がある訳ではありません。
また、配当や利息などもありません。
資産形成に重要なことは、リスク分散です。
何かひとつの資産を持つのではなく、いくつか資産を分けましょう。と言うことです。
例えば、攻めの資産(株式)と守りの資産(金・現金)を保有することで、リスク度を下げることができます。
投資に『絶対』はありません。
だからこそ、「金」のような安全資産は、リスク分散のひとつの投資方法として、
保有することが好ましいかと思います。
金に限らす、金融商品にはそれぞれ特徴があります。
まずは、その特徴をしっかり把握することが大切ですね。
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